書評 3点の本: 2006年3月アーカイブ
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村上春樹の初のエッセイ。
村上春樹のエッセイは「村上ラジヲ」一冊よんだきり。
でも、
偽善者、偽善者って言われるけど、偽善者じゃないよ
という、村上春樹のいなし方が楽しかったし、
他にも、
その本から、猫を借りる話をぱくって、
なんで猫の手を借りるって知ってる?と
そのまま他人にえらそうに語っていたぐらい気に入っていた。
ものの見方が一味違って、
この人はエッセイうまいなぁって好印象でした。
で、
今度もまた、話のネタにぱくったろ、ぐらいのスタンスだったんですが、
そりゃGNPなんていうものが新宿西口広場にどんと置いてあって、さわりたい人は誰でもさわってよろしいっていうんなら僕だって信用してもいいけど、でなきゃ実体のないものなんてとても信じられないよ。 新潮文庫P13よりなんだ、これは。 この文章を読んでなにも思われないなら、 僕の感覚が狂ってるかもしれない。 「GNPなんて触れないもの、とても信じられないよ」 「よ」を最後に使うことがないから特にそう思うかもしれない。 最近、この台詞を通常会話の中でさらっと使えるかと思って、 通勤電車でよく考えていたが、とても、普通に言えそうにない。 どんな会話をしてても、 えっ、お前、それはどういうことや。 って絶対会話が途切れそう。 「でなきゃ実体のないものなんてとても信じられないよ。」 大阪弁との愛称が悪いかもしれない。
そんなこんなで
前半、妙に構えてる印象で、
村上春樹独特の雰囲気が出来ていない村上春樹の文章だった。
しかし、最後のほうは慣れてきたのか、
文中で、ピースをしてた。
文章の中で、ピースが自然と出来るのはさすが。
明らかに、前半に比べて後半はうまくなっている。
そうなると
「村上朝日堂はいかにして鍛えられたか」という題名の
後のエッセイが気になる。
一方内容は
村上春樹の素性をほとんど知らなかったので、
ジャズ喫茶を経営してたとか、
結婚は早かったとか、作者の情報が興味深かった。
これは、評価低いだろうなと思ったら、
案外アマゾンに載っている評価が高かったので不満。
村上春樹ってだけで、評価が甘いんじゃないかな。
書評(10点中) 3点
読みやすさ + 0.5点
趣味は「読書」:村上朝日堂
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