書評 4点の本: 2004年10月アーカイブ

ぼくは勉強ができない 山田詠美ぼくは勉強ができない
山田詠美
新潮社 1996/02
定価:¥ 420

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「君はいくら勉強できても、女にもてないじゃないか」 勉強や、家が貧乏、片親なんかたいしたことない、 もっと大切なことがあるという主人公の主張は、 女性にもてないという一番残酷なところをつくことで 僕は分かりやすかったし、 高校小説だから特に当を得ていると思う。 この小説の主題と外れるが、 もうちょっと年をくうと、 「君はいくら女にもてても、年収が低いじゃないか」 といわれるのが一番傷つくかもしんない。

でも、この小説で、もっと印象深かったのは、
会話文が上滑りに感じると思ったことでした。

「先生、ドアを開けるときはノックしてくださいよ。マネージャーの女の子かと思ってあせっちゃったよ」 「馬鹿、女ぐらいであせるな」 「はい、そうでした。ところで、今日は、先生、きちんと練習見てくれるんでしょうね」 「何だ。いつもみてるじゃないか」 「でも、僕たちが走ってる時、先生、いつもベンチに座って本読んでるじゃないですか。だから、うちの高校、いつまでたっても、弱いんですよ」 「そうか、すまない。ところで、練習終わった後、おまえ暇か」 新潮文庫P14より

この短い会話文に「ところで」が2つ入っていて、
話が二転三転して、
引用するところもわるいかもしれないけど、
ここ以外にも、「へっ?」と思うところが多かったです。
あまりにも変なんで、声に出しても棒読みにしか読めない。
主人公が「僕は勉強が出来ない」とか言ってるわりに、
しゃべってる言葉が
優等生みたいなしゃべり方ばかりしてるん気がするんです。

標準語だからかもしれない。
なんか都会の小説なんだな~と思って読みました。
わりと売れている小説だけど、
この小説の言葉遣いに違和感を感じる人いないんでしょうか。

書評(10点中) 4点
ぼくは勉強ができない

仮面の告白 三島由紀夫仮面の告白
三島由紀夫
新潮社 1987/00
定価:¥ 460

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彼の夥しいそれを見た瞬間からerectioが起っていた。 新潮文庫 P74より
それ=近江君(男)のわきげ

erectionってなんやねんって読んでる途中で、
本の後ろにある注釈を、ぱらぱらめくって探すと、
注釈には
「erectio [ラテン]勃起。」
バカにしてんのか!

しかも、解説で
この小説は戦後文学の代表的名作だとか書いてると
頭大丈夫か?
と本気で思う。
確かに文章はきれいだと思う。
でもこれが文学の代表なら
文学は高尚だとか言ってるのがバカみたい。

新潮で出ている三島由紀夫の解説本を読むつもりです。
僕からみたら単なる変態を
どう賞賛してるのか
後々楽しみ。
5年もしたら、
僕も、三島由紀夫...てっ天才だ!とか言ってるのかもしれない。

小池真理子の「欲望」にも出てた。
個人的はあきれた
聖セバスチャンの殉職をネットで検索してでたゲイのページで見つけて、
興奮するかなって、
3分ほどずっと眺めてたけど、僕の体に異常なし。
へ~、erectio度高い。とか言うんや。造語だろうけど。

書評(10点中) 4点
趣味は「読書」:仮面の告白

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