書評 4点の本: 2005年7月アーカイブ

泳ぐのに、安全でも適切でもありません 江國香織泳ぐのに、安全でも適切でもありません
江國香織
集英社 2005/02
定価:¥ 480

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「泳ぎがうまかろうか拙かろうが、一度水に入った者がそんなこと言っていられるか」
細かいところはうろ覚えですが、「月と六ペンス」の主人公の好きな台詞です。 はじめ、「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」の表題を見たとき、 この台詞と関係あるのかと思い購入しました。 実際は「月と六ペンス」と繋がりはなかったみたいです。

「月と六ペンス」の激情に狂いまくっていた主人公と違って、
「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」は、
日常に満足をしていないが、かといって、特に不幸でもない女性の話です。

泳いでことから、
必死に抜け出そうとあがいてる「月と六ペンス」と
肯定的に受け入れてるわけでないが、
価値も見出している
「泳ぐのに、安全でも適切でもありません」。
主人公の行動は違うけどテーマとして通じているところがあるなと思いました。

書評(10点中) 4点
読みやすさ +0.5点
趣味は「読書」:泳ぐのに、安全でも適切でもありません

玉人 宮城谷昌光玉人
宮城谷昌光
新潮社 1999/05
定価:¥ 460

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初めて読んだ宮城谷作品。宮城谷作品はたいてい長編なので、初めて読んで長編ではずれだったら嫌だなと、避けてました。
今回古本屋で売ってた事もあり、短篇を読んだんですが、正直、小説としてはまあまあ。でも、宮城谷の長編を読んでみたいなと思わせる小説でした。
解説で宮部みゆきが「6つのミステリー、6つの恋物語」って書いてましたが、内容がミステリーというより、女性自体をミステリアスに書いてると思いました。(三四郎の美禰子さんチックというか)

書評(10点中) 4点

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