書評 5点の本: 2005年2月アーカイブ
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中世、神学僧がヘルメス文書を求めて旅をし、
当時異端とされる錬金術師と出会うというお話。
三島由紀夫の再来とよく聞くので、
あぁ、自己陶酔型の人なんだろうなと思って避けてました。
新潮文庫の100冊に入ってなかったら、
死ぬまで読まなかったと思います。
読んでみると、
難解な漢字を使って読みにくいけど、
文章は論理的で分りやすい。
(やたらと古典入試でみる「だに」使ってたけど)
僕はうさんくさいのが好きなので、
異教や錬金術という異質なものに対して、
完全に否定してしまうには効し難い一種の魅力がある。
というのは、共感します。
両性具有はまったく魅力を感じないので、
両性具有のところで、小説から置いていかれました。
(読んでて、小説の内容は盛り上がってそうなんだけど、
読んでて、気持ちがまったく盛り上がらない。)
錬金術とか両性具有とか、
嘘くせ~思う人はむかない小説だと思います。
小説家として才能がありそうなので、
また、平野啓一郎の違う作品を読んでみたいと思います。
書評(10点中) 5点
趣味は「読書」:日蝕
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