書評 5点の本: 2007年1月アーカイブ

少女パレアナ (角川文庫クラシックス)表紙
少女パレアナ
エレナ・ポーター
村岡 花子
角川書店
発売日:1986-01
定価:¥ 540
284ページ
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仕事で言われる。

「進捗進んでませんね...」

「あえて、くどいプログラム書いてますね...」

「次、スケジュール遅れたらアウトね」
→アウトっていったいどーなんねんや・・・

一度、自分が傷つかないようにするように
自分はもっとMだと思うことにしてみた。
何を言われても、
「アタシ、もっとキツイMだからぁ、
 それぐらいじゃあ、ぜんぜん感じないのよね」

と、ふて腐れてみようという心構えでいた。
考えたとき、いい発想と思ったけど、実際うまくいかなかった。

そういえば、似たようなネーミングで
「喜び遊び」ってあったなと思って、
読むことにしたのがこの本。
有名だけど読んだことがなかったので、
主人公が10歳ぐらいと聞いて意外だった。
この遊びを考えたきっかけを、
「だって仕方ないじゃない!
 なに言われたって、見返すだけの能力ないんだから!!
 こうやって自分を騙して生きていくしか、
 しょうがないじゃない!!!」

なんて、10歳ぐらいの少女が言ってたら、
泣いてまうかもしれんなと裏表紙の解説を読んで思った。

「それがゲームなのよ」
「え?ゲームですって?」
「ええ、『なんでも喜ぶ』ゲームなの」
角川文庫P41より

楽天家に見えるが、本来ふさぎこみがちのパレアナは
同じ孤児の赤毛のアンが、想像上の友達と話して自分を慰めていたように
パレアナはすべてのことから喜べることを見つけるようにした。
『なんでも喜ぶ』ゲームが面白いのは
普通、楽しもうとする時、
僕なんかは本を読んだり映画を見たり
決まった枠の中から楽しみを享受するが、
『なんでも喜ぶ』ゲームは、
身の上に起こったすべての事柄から楽しむことを探すゲームらしい。
「ホワイトさんよりマシだからうれしい。」のような
下手すると「他人の不幸を喜ぶ」ゲームになりつつあるのもあった気がするが。。。

どうしても、アンと比べてしまって、
アンが強烈な個性を与えられながらも変化していったのに比べ、
パレアナの性格は変わらない。
ここが読み進んでいくと、イマイチかなぁと思った。
(パレアナの成長した姿が見たいという要望で
「パレアナの青春」という続編が出たらしい)
最後に、どうしても喜びが見つからない事柄が起こるので、
物語としてはまとまっている。

書評(10点中) 5点

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