書評 6点の本: 2006年7月アーカイブ

歴史と小説 司馬遼太郎歴史と小説
司馬遼太郎
集英社 1979/01
定価:¥ 560
Rating: 5/5

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一方、おとなたにちとってきわめてばつのわるいことには、戦後のこの軽い、軽いがためにこのもしくもあるこの国家は自分たちの手でつくったものではないということである。戦いに負けることによって得た。 集英社文庫P137より
鬼畜米英が一転して マッカーサーが帰国するとき、 マッカーサーさん、ありがとうって お礼の手紙が数多く届けられたという。 豊臣秀吉が死んだら 次は徳川家康に総動員でなびくところといい、 260年続いた徳川幕府の瓦解のスピードといい 日本人は 変わり身の早業がすごい。 「関が原の戦いで、一日で天下が決まりました。」 おかしい。。。 日本史の先生、授業中に突っ込んで欲しい。 「なんでやねん」

司馬遼太郎は
このエッセイでも
日本人は不満な秩序でも
出来上がった秩序に乗るのがうまい。
思想がない。
幕末の勤皇・佐幕などは思想じゃなくてパッショネイトだ
と、いろいろ言ってます。
(変わり身の早さは司馬遼太郎の小説「関が原」がきれいにまとまってる気がする)

「山に、段々に米を作っているのは、
日本が平野が少ないので、
苦肉の策でと思っていたが、
上から下に水が流れるため
山に田んぼを作ったほうが灌漑に便利だから」
など、
司馬遼太郎のエッセイは、
小説のように一本のストーリーはないけど、
ところどころ、
消化不良なところを刺激してくれて楽しい。

小ねたも
三好氏滅亡の際に
織田信長の捕虜になった三好氏の元コック長の話など、
一冊の小説ほどの量はないが
雑談の名人と言われるだけあって面白い。

書評(10点中) 6点
ここ書評は司馬遼太郎に甘いです。
趣味は「読書」:歴史と小説

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