![]() | 深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 沢木耕太郎 新潮社 1994/05 定価:¥ 460 アマゾンで詳細を見る |
ここまで思い到った時、僕を空虚にし不安にさせている喪失感の実態が、初めて見えてきたような気がしました。それは「終わってしまった」ということでした。終わってしまったのです。 新潮文庫P228より使い古された陳腐な言葉だけど、 やっぱり、旅は人生に似ているみたいなことを 対談かどこかで筆者は書いていました。
旅を人生でたとえると
第5巻は青年期をすぎて壮年期に入ったところ、
僕の年齢と同じくらいなところでした。
好奇心は磨耗してしまい、
疲れと無関心が出て新鮮味が失われる時期。
赤川次郎の天使と悪魔シリーズだったと思うのですが、
「正常な20代を送らなかった人は、正常な30代、40代になれないのよ...」
のような台詞があって、
妙に納得したことがありました。
(納得というより、当たってるので、ほっといてくれって感想)
振り返れば過去があって、
満たしきれてない喪失感。
形は違うけれど、
妙に筆者の旅の気分とシンクロしているところがありました。
書評(10点中) 5点
趣味は「読書」:深夜特急









