2005年11月アーカイブ

ベロニカは死ぬことにした パウロ コエーリョベロニカは死ぬことにした
パウロ コエーリョ
角川書店 2003/04
定価:¥ 580

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「そうよ。今度は、もう物語ではぐらかさないわ。狂気とはね、自分の考えを伝える力がないことよ。」 角川文庫P80より
人から脅威に思われないよう 母親の希望どうり、恋人の希望どり、 自分の欲望を犠牲にして生きてきた。 会社に行って帰る繰り返し、 未来も、適齢期に結婚する夫と 平穏な毎日の繰り返しを確信した時、 ベロニカは自分の存在にはもう意味がないという結論に達し、 死ぬことにした。 というお話。

小説をいっぱい読めば、頭がよくなる。人生経験のプラスになる。
みたいなことを聞くけど、
基本的に小説を読んでて、そんなふうに思うことがない。
テレビより能動的だけど小説は娯楽と思う。
でも、この本は、テーマ設定がしっかりして
不自然なぐらい、説得口調な会話が多いので
わりと知的に面白いなと思った本。

日本人作家は、あまりテーマを感じさせない。
村上春樹みたいに、
「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない」
みたいな、(主人公は)どっちつかずのスタンスが多い。
その分、ストーリー展開が読みにくい。
逆にこの小説のように、
価値観でるとストーリーが予測しやすい。

あまり、この作家ばかり連続で読んでいると
考え方に影響を受けそう。
少し期間をあけるが、また読みたい作家。
訳が悪いのか、原作が悪いのか、
40ページぐらい読んで、
また最初から読み直し直したぐらい、
意味がよく分からないところがある。

書評(10点中) 6点
趣味は「読書」:ベロニカは死ぬことにした

侠骨記 宮城谷昌光侠骨記
宮城谷昌光
講談社 1994/02
定価:¥ 490

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春秋時代の曹カイ、古代伝説の聖人舜、
召公セキ、百里ケイの
それぞれの短編集。

あとがき読んで、案外、宮城谷さんって
フィクション(というか宮城谷さんなりの解釈)を
混ぜるんだなぁと認識が変わりました。
翻訳者じゃないので当然だけど、
これを史実と思って、
知ったかぶりをすると恥をかきそう。

春秋時代については
「春秋戦国英傑伝」という
中国が作成した春秋戦国のドラマのビデオを
大阪府立中央図書館で借りて以来、
春秋時代に興味を持つようになりました。

春秋時代についてあまり知らないなら、
この本より、
ビデオの「春秋戦国英傑伝」がはるかにお薦め。
仇の死体を墓から掘り起こして復讐する復讐鬼伍子胥や、
城からおびき出すために、
城に立てこもっている敵の先祖の死体を
墓から掘り起こして挑発するなど
あっけにとられます。

ビデオでは、
その後どうしたんだろうと思っていた
曹カイが、この本で出てきて、満足でした。
戦国の七雄の地理とか
基礎知識ないと面白くないと思います。
「春秋戦国英傑伝」のビデオは、知る知らないを超越して面白い。

書評(10点中) 4点
趣味は「読書」:侠骨記

マンガ嫌韓流 山野車輪マンガ嫌韓流
山野車輪
晋遊舎 2005/07
定価:¥ 1,000

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知れば知るほど嫌いになる国それが韓国なんだ 裏表紙より
裏表紙に書いているように、 確かに読めば読むほど韓国のことが嫌いになってしまう本。 もともと韓国を蔑視してる人は読まないほうがいい本。

特に最近、
韓国や中国が戦争の保障が問題になる。
竹島問題など、いきさつを知らず、
この本は偏ってるだろうな、思いながらも
今まで興味のなかった日韓の問題に対して
向き合うとっかかりになるかなと購入。

正直、
韓国の日本への態度は違和感を感じてます。
韓国は儒教が浸透している→
韓国は小中華思想で日本より上と思っている→
日本は下の身分(前提)として無礼
という理屈で、
こんな理屈通るかどうかは別として、
強弁な韓国の態度が少し納得。

韓国が日本の著作権を無視しているところ、
在日の人の選挙権を認めない理由などが
無関心でこのまま続けていると
笑い事にならないと思いました。

過激に書かないと、
話題にならなかったかもしれないが、
嫌悪感丸出しに書いてるのが、
この本の一番マイナスなところ。

書評(10点中) 4点

文豪ナビ 三島由紀夫 新潮文庫文豪ナビ 三島由紀夫
新潮文庫
新潮社 2004/10
定価:¥ 420

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三島の精神を彩ってきた狂おしさは、人として生きる上での真摯さにも通じる。(略) にもかかわらず、私たちが生きる現代社会は、そうした無垢な狂おしさを滑稽なものとみなそうとする。無用なもとだとして、あからさまに嘲笑しようとする。 新潮文庫P80より
僕が各出版社の100冊を集めだしたのは、 本のことがよく分からず、 どの本を読んでいいか分からなかったからでした。 当時の100冊は、ナビ的で、 自分なりの各小説の魅力を語る エッセイなどがあったので好きで集めていたのですが、 最近、単なる本を選別した目録になって寂しいので 文豪ナビというこの本を買いました。

付け加えて、僕はあとがきなどの解説フェチです。
読んでる本によっては読みながら内容よりも、
人が読んでる本を読んでどう感じるかに興味が出るときがあります。

文豪ナビの中で三島由紀夫を選んだのは、
自意識とコンプレックスが強そうな、
そのキャラクターに興味があながらも、
あとがきなどを読んでも、
三島由紀夫が文学的に、天才、天才と言われているのが
分からないので、三島由紀夫を購入。

小池真理子の解説がよかった。
販売促進を超えた小説への愛情を感じる。
こんなのを来年の100冊に入れてほしい。

評伝三島由紀夫は悲惨。
老賢人といえば...とか
三島由紀夫と関係ないとこに脱線しすぎ。
別に、筆者のうんちくを聞きたくて
この本を読んでるわけではないので
悪いけど、うんざりしんがら読んだ。

結局、小説を読むときストーリー重視で読むせいなのか
この本を読んでも
三島由紀夫の文章が天才という基準が分かりませんでした。
そんな無知な僕でも書評に点数つけてます。
ここの点数ってむちゃくちゃです。

書評(10点中) 4点