![]() | ありがとう大五郎 大谷 淳子 新潮社 1997/03 定価:¥ 380 アマゾンで詳細を見る |
こういう状態にありながら、社会派カメラマンとしての父の姿が前面に押し出されているようであり、わたしには許せなかった。 新潮文庫P124より僕は、昔犬を飼っており、 田舎で放し飼いにしていたとき、 いつの間にか電車に引かれて死んでいた。 駅員に知らない間に埋められてた犬の墓を 母親と泣きながら、素手で掘り返したことがありました。
けど、
ペットの死ぬことなんて
飼い主の個人的なことであって、
近所の葬式でさえ、
当事者の気持ちも考えず、
親指隠すような失礼なことしてたのに、
なんで、知らんところのサルが死んだところで
悲しまなあかんねん。
と、いうのが
初読の時の正直な感想でした。
今回、再読することになって、
印象に残ったのが、
カメラマンのお父さん。
この本では、再三、サルの大五郎は、
家族だ、長男だ、末っ子だと書いている。
にも関わらず、
大五郎の死体、
大五郎が死んで悲しんでる(その後体を崩して入院した)妻の
写真を撮影している。
子供が葬式の
母親が悲しんでいる姿を
夫がシャッター音をたてながら
撮影するんだろうか。
プロカメラマンのすさまじさを感じました。
再読
書評(10点中) 3点
趣味は「読書」:ありがとう大五郎










