「二十一世紀に生きる君たちへ」司馬遼太郎

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二十一世紀に生きる君たちへ 司馬遼太郎二十一世紀に生きる君たちへ
司馬遼太郎
世界文化社 2001/02
定価:¥ 1,260

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今日は、司馬遼太郎の10回忌。
司馬遼太郎記念館に行って来た。
ちなみに読んだのは、
推敲の過程がわかる生原稿のついた、
司馬遼太郎記念館で売っている、
「二十一世紀に生きる君たちへ」の方。

司馬遼太郎については、感覚が違う人間だと思ったことがある。
司馬遼太郎が、三内丸山遺跡に訪れた際に、
こんなにもすばらしく、私たちの祖先は、いい感じで暮らしてたんだぁ。
みたいなことを、うれしそうに言ってるのを見た時、
祖先の生活が、貧しかろうが、豊かだろうが、
何も感じない、僕にとって、
祖先の生活状況で喜んでいる司馬遼太郎を
まったく遠い人間のように感じたと同時に、
うらやましくも感じた。

司馬遼太郎はおそろしく、
無邪気で子供っぽいと思う。
でも、純粋な分だけ、
受け入れない太平洋戦争中の軍部への嫌悪感は激しいし、
不可解なことには鋭くつっこむ。
「班田収授、あれは奴隷制ですな。」
まさか、天皇制の中で奴隷制度があったなんて、
学校教育をなんの疑問も持たずに受けていた
僕にはとてもそんな視点はもてなかっただろう。

司馬遼太郎が、子供にむけて書かれた本書は、
自然を敬い、自己を鍛えよという。

緒方洪庵のことを書いた、
「洪庵のたいまつ」も載せているが、
緒方洪庵が行ったように、
司馬遼太郎からもっといろいろ学びたかった。
近くに住んでいただけに、
なんでこんな機会を逃したんだと、
司馬遼太郎のことを思うたびに後悔する。

書評(10点中) 5点
読みやすさ +0.5点

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このページは、hatirobeiが2006年2月12日 23:55に書いたブログ記事です。

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