「燃えよ剣 (上巻)」司馬遼太郎
![]() | 燃えよ剣 (上巻) 司馬遼太郎 新潮社 1972/05 定価:¥ 700 アマゾンで詳細を見る |
「敵と刃をかわし、敵を傷つけ、しかも仕止めきらずに逃がした場合」 「その場合どうなります」 「切腹」 と、歳三はいった。 (略) 隊士にすれば一たん白刃をぬいた以上、面もふらずに踏みこみ踏みこんで、ともかく敵を斃す以外手がない。 「それがいやなら?」 「切腹」 「臆病なやつは、隊がおそろしくなって逃げだしたくなるでしょう」 「それも第二条によって、切腹」 これが、公示された。 新潮文庫 P310より孫子の兵法の作者と言われていた孫武が 楚の王は孫武の実力をはかるため 妾で陣立の演技の指揮を執らせたが、 妾はふざけあって指揮に従おうとしない。 そこで孫武はリーダー格の王に最も愛されていた妾を切り殺した。 妾は緊張感を持ち見事な演技を披露したなど、 その他諸葛亮孔明など中国の兵法家は刑罰を重視していたと思う。 (孫子の兵法は孫ビンって人が書いたのが 最近有力な説になってるそうだけど) そういう面で、 今の学校の先生は体罰を禁止されて大変だなと思う。
僕は体罰はそれほど苦にならず、
叩かれるぐらいで忘れ物が減ったりしなかったが、
教室のみんなの前で、
忘れ物したものの字を尻でなぞる(尻文字)
規則があったときだけは忘れ物をしなかった。
「忘れ物をしたら?」
「尻文字」
「学校がおそろしくなって逃げだしたくなるでしょう」
「それも第二条によって、尻文字」
話がそれたけど、
新選組は刑罰の点で強烈。
とにかく切腹。
幕末に、
親に「いつまでチャンバラやってるつもりや!」
って怒られて、
とにかく就職したところが新選組だったら、どうしようかと思う。
定年あんねやろかとか。
初読の時は、
土方のかっこよさと、近藤のあほさばかりが目立ったが、
この年で、読むと、近藤の気持ちがわかる。
一目を置かれようとして、一座で一番馬鹿なのに、
なんとか知ってる振りして余計馬鹿を披露してるとろ。
近藤のばかなのに一生懸命背伸びしているところが
あわれで涙を誘う。
再読
書評(10点中) 6点
読みやすさ +0.5点
燃えよ剣 (下巻)の読書感想文
趣味は「読書」:燃えよ剣
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燃えよ剣 (司馬遼太郎) 新潮社 ¥660~700 [上巻・下巻] ★★★★☆ 新選組の物語というより、土方歳三の伝記小説ですね。 だからNHK大河ドラマ「新選組!」を見た人がこれを読むと、びっくりすることになるでしょう。近藤勇ってそんなにつまらない奴だったのかと... 続きを読む

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