「ロードス島攻防記」塩野七生

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ロードス島攻防記 (新潮文庫)表紙
ロードス島攻防記
塩野 七生
新潮社
発売日:1991-05
定価:¥ 420
248ページ
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この前、「コンスタンティノープルの陥落」を選んだのは、
「ロードス島攻防記」と続く三部作の一作目だからで
一番読みたかったのは二作目の、この「ロードス島攻防記」でした。

騎士団の生活基盤って何?
って前から気になってました。

たとえば、ニートでも、
僕はこの家を一日中守っている騎士です。
と言い張って
ネットで団結して
ニート騎士団って作っても
その実、昔の騎士団とやってること変わりないのじゃないの?
ぐらいのイメージでした。

読んでると、
なるほど、
寄付や寄進を生業としているらしい。
ほんで、寄付の実感がわかないので、
日本の初詣の参拝者数を調べると
2006年で9373万人
一人頭100円のお賽銭として
中世ヨーロッパの人口が500万人だから日本人の割合で考えると、
日本人の信心深さぐらいで
93730000*100*5百万/1憶2千万=39054万円
こんなもんかと、昼ごはんのときネットで調べて計算してました。

イスラム教のオスマン帝国に囲まれたロードス島っているのって、
今で例えたら
日本と韓国でもめてる竹島を占拠する以上のものだから
そうとう寄付が集まるだろうな、
生活基盤はそうとう強いかもしれない
と読んでて思いました。

イスラム教の中でぽつんと残され、
援軍も来る望みのない状況
騎士数百人とロードスの住民対オスマンの軍隊20万という
陰湿な公開いじめみたいな戦争が繰り広げられる。

「人間には誰にも、自らの死を犬死と思わないで死ぬ権利がある。そして、そう思わせるのは、上にある者の義務でもある。」
新潮文庫P116より

戦記をわくわくして読むというより
よぉやるよなぁ。
って感じ。

教科書的に
オスマントルコは
ヨーロッパに大きな影響を与えたという。
勉強になったのは
当時何をそんなにヨーロッパ全体でびびってるんだと思ってたが、
ヨーロッパに人口が少なくて
オスマントルコに多かったって言う単純な事実が大きそうということだ。

ところで
驚いたことに今でも聖ヨハネ騎士団は国(?)として存在するらしい。

この本を読んだ感想。
騎士団の生活基盤って何?
って思ったら、
本を読むよりネットで調べた方が良く分かる。

書評(10点中) 3点

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