「リヴィエラを撃て」高村薫
作ってるHPに、
新潮文庫の100冊を紹介していて、
2003年は「リヴィエラを撃て」以外すべて読んだが
読んで失敗をしないラインナップ。
と
これから消そうと思ってるけど、
当時書いていた。
こんな回りくどい
書き方したくなかったんだけど、
この本だけ読めなかった。
人生の中で一番数多く読了しようと
挑戦して挫折した小説。
最初の
ジョージ・F・モナガンの手紙は5回以上読んだ。
中古で持っているにも関わらず、
本がきれいだとテンションがあがるかもと思い、
新しいのを買いなおした。
(三島由紀夫の金閣寺はこれで成功して最後まで読んだ。)
けど、無駄だった。
長期休暇取れるお正月に、
今年の目標は
「リヴィエラを撃て」を読むこと
と位置づけて読んだ
けど、無理だった。
だいたい、物語の流れが悪いと思う。
だいたい、MI5とか、CIAとか、IRAとか、警視庁外事一課とか、
ただでさえ
なじみの浅い組織が入り乱れるのに、
時間も場所も
1994年東京→1992年東京→1978年アルスター
って、頭が付いていけない。
1978年アルスターでいつも挫折してました。
で、
仕事終わりに喫茶店で陣取って、
我慢して嫌々ページをめくって読んだ。
が、
ジャック・モーガンが活動してくるごろになると、
手が止まらなくなった。
本が始まって30ページもしないうちに、
1992年東京で死ぬ主人公のジャック・モーガンが
魅力的で、
内容を理解してなくても
その人物を読みたくて、ページが進んでしまう。
だいたい100ページ我慢したら
ジャック・モーガン以外も
登場人物がかっこよくて
引き込まれる小説だった。
登場人物のどこがかっこいいかといえば
それぞれの組織で
感情を押し殺しながら生きている登場人物が
どうしても感情を押し殺せない事柄があって、
自分の立場を忘れて行動してしまうところだ。
で、
最後は自分の気持ちを
組織に押し殺さずに
個人を押し通して行動するって
かっこええわぁ
と、うっとりして読んでたんだけど。
今日、たまたま
電車内で女性の耳に息を吹きかけるなどしたとして、警視庁刑事部所属の警部補(41)を逮捕した。
って記事がちょうど出てた。
酔ってたらしいけど、この人も
自分の気持ちを
組織に押し殺さずに行動したのかなぁと思うと
目が覚めました。
社会生活はかっこよさを求めるところじゃなくて、
組織に押し殺されながら、生活費稼ぐとこやと思い直しました。
登場人物かすごく良かった。
ストーリーがもったいない感じ。
書評(10点中)5点
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むかし図書館で単行本を借りて読んだものを、文庫本で再読。 高村先生は文庫化の際には大幅な改稿を常とする。この【リヴィエラを撃て】も例外ではない。 単行本と比べて、結末あたりの印象が少し違うような気もする???? 続きを読む

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