「風の歌を聴け」 村上春樹

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風の歌を聴け (講談社文庫)表紙
風の歌を聴け
村上 春樹
講談社
発売日:2004-09-15
定価:¥ 400
160ページ
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いままで読んだ小説の中でも
一番すばらしい、
最高傑作で、
小説に限らずに
僕の人生にもっとも影響をあたえた。
とまで言うつもりはない。
(この小説の一説の真似した書き方)

だけど、普通に面白い。
で、
どう感想を書くか。

ストーリーが特に面白い訳でもない。
大学生が、夏休みに帰省したお話。
主人公も特筆するところがない。
スター性がない。
根性がない。
努力がない。
熱血がない。
執念がない。
夢もない。

 もしあなたが芸術や文学を求めているのならギリシャ人の書いたものを読めばいい。真の芸術が生み出されるためには奴隷制度が必要不可欠だからだ。古代ギリシャ人がそうであったように、奴隷が畑を耕し、食事を作り、船を漕ぎ、そしてその間に市民は地中海の太陽の下で詩作に耽り、数学に取り組む。芸術とはそういったものだ。
 夜中の3時に寝静まった台所の冷蔵庫を漁るような人間には、それだけの文章しか書くことはできない。
 そして、それが僕だ。
講談社文庫P13より

風の歌を聴けで、
一番、引っかかったのは上の引用。
作家なんて、
詩作に耽るのが仕事だろ。
金払ったら、
いくらでも、
労働者が畑を耕し、食事を作り、船を漕いでくれるんだから。
あとは太陽の下でしかできないんなら、
夜中の3時じゃなくて、昼にしろ
と思った。
創作の僕じゃなくて、
村上春樹本人は健康的らしいけど。

この小説は、
畑を耕し、食事を作り、船を漕ぐ側の小説ではない。
太陽が沈んだころに、
酔っ払いながら
言葉遊びを楽しんでるだけの文章がならんでるだけの気もする。

ほんとに
何が面白いか分からない。
でも、面白い。

感想を考えながら、
三部作の2作目にあたる
1973年のピンボールを読み出した。
風の歌を聴けと、
1973年のピンボールの
感想がごっちゃまぜになりそうなので、
とりあえず、感想を残すことにしました。

よく分からんが面白い。
何が面白いかよく分からない。
でも、確実に面白かった。

書評(10点中) 6点
読みやすさ +0.5点

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