書評 4点の本の最近のブログ記事
管仲は名前ばかりで有名で、
どんな人だろうと思ってたので、
初めて春秋の歴史ドラマみたいなビデオで、
「管仲」見たときびっくりした。
桓公を、矢で射殺ろそうとする。
⇒名宰相がいきなり暗殺!
桓公、死んだ振りして、管仲から逃れる。
⇒名宰相が騙された!
桓公、管仲を宰相に迎える。
⇒名宰相が許された!
桓公、覇者になる。
⇒名宰相は権力者の隣で笑ってるだけ!
管仲、自分の息子を殺して食肉として出すような料理人は次の宰相にするなと、桓公に遺言する。
⇒名宰相の言っていることは、あたりまえだ!
ビデオの見た感想は、
こいつはいったい何なんだ。
という印象しかない。
で、読む気になったのがこの本。
名宰相と言うぐらいなので、
宰相の実績が知りたい。
上巻をせっせと読み続けるが、
ぜんぜん、宰相になる気配がない。
上巻の最後に、下巻の目次がついてたので見ると、
「覇者への道」の章が後ろから3つ目!
全体の23/26は、宰相以前の話。
前半は、史実の人物や戦争に管仲を結び付けた
宮城谷昌光のフィクションっぽいけど、
管仲の紆余曲折があるから面白い。
それに、金言が多い。
管仲と鮑叔の出会いから、
管鮑の交わりと言われるまでの過程に多くのページをさいている分、
管仲と鮑叔が、異なる公子を立てて、
君主争いの知恵比べするところが読み応えがある。
管仲が桓公に矢を放つところは、一番の見せ場だし、
宮城谷昌光も、一度書いたストーリーを、
異なる文献からもう一度再考したりするという
変わった書き方を違和感なく読ませる。
宰相になると(といっても3章しかないけど)、
文献の名前がよく出て、フィクション色が減る。
軍事より、国力や外交力で覇者になったところの過程など、
一番興味のあるところだったが、
宰相になった管仲は、言ってることが一から十まで正しすぎて、小説として面白くない。
宰相になった後も、失敗や、
鮑叔との意見の対立があるなかで覇者となる過程が読みたかった。
というか、やっぱり宰相時代の分量が少なすぎる。
倉廩満ちて礼節を知り、衣食足りて栄辱を知る。
を、管仲の言葉とするならば、
もつちょっと菅子の話をいれて宰相時代の話をしてほしかった。
この小説に関しては、
amazonのカスタマーレビューでは絶賛している人が多い。
一方で、宮城谷昌光は、準備不足の上、体調が悪かったのか?
絶版にして書き直せというブログもある。
僕は、一青年の出世物語とすれば、
まあまあ面白いのかもしれないけど、
管仲を題材とした小説なら、
この小説はものたりないと思う。
書評(10点中) 4点
なんの経験もないのに、
ある日、目が覚めると、
ベットの隣に
大企業の社長がいて、
「わが社の重役になって下さい」
と、頼まれる。
三顧の礼で登用された、
三国志の諸葛亮孔明ような人生にあこがれていた。
28歳まではニートでもいいと思ってた。
まったくの素人、
まだ年齢も20代で
会社の重役となり、
俺の命令は、社長の命令や!
言うこときかんと、この剣で切り捨てる。
と、
不満顔の年配の中年の尻を
剣で突きながら命令する。
いつかは俺もと、
漫画で読みながら、
我が事のように、いい気になっていた。
28歳まではニートでも夢があると思ってた。
だけど、万が一でも、
僕が諸葛亮孔明になれるチャンスがあっても、
今は、絶対、断る!
失敗したときが怖い。
失敗してしたら、
「おまえのせいで、国が滅びたやんけ!」
「おまえのせいで、娘がさらわれた!」
「おまえのせいで、俺の家族皆殺しやぞ!」
孔明「すっ、すみません。劉備にやれって言われただけで、僕、戦争、初めてだったんです」
こんな状態にいるのなら、
死んだほうがまし。
昔は想像つかなかった。
他人に迷惑をかける失敗が、
こんなにつらいものだったとは。
他人に迷惑をかける失敗に対して、
自分が脆いものだったとは。
今では、
成功して、他人に尊敬されるより、
失敗しないで、他人に恨まれないほうを選ぶ。
と、言うわけでこの本。
個人的な失敗を
どのように社会的に活かし、
個人の失敗を問わないようにするのか。
どっちかというと、
自分より他人に読んでもらいたい。
それで、失敗にやさしい社会になってほしい。
どういう失敗は、
面接でセーフなのかとか思って読んでいた。
唐突ですが、
読んでた「失敗学のすすめ」が
感想を書くだんになってなくしました。
忘れてまいそうなので、先に書いときます。
見つかったらあとで付け足します。
書評(10点中) 4点
↓メモ書き
失敗は隠れたがる。
失敗すると、人は思考停止に陥りやすく、より多くの失敗を生みやすい。
失敗を知ることで、失敗に対する心構えはしやすい。
また、
「失敗学」というぐらいなので、
学問っぽく失敗を分類している。
何たらの法則にしたがうと・・・
その何たらの法則にしたがう根拠が薄い気がする。
おまえは、人間として失敗作だ!
いえ、私は社会が生んだ失敗作です。
私を見て失敗に備えてください。
講談社の100冊の中で
犯罪の被害者の娘が
加害者の娘に会いに行くという
あらすじが面白そうだったので購入。
しんどい小説だった。
主人公の闇の深さを印象付けたかったのかもしれないけど、
もうええわって言うぐらい、
ハンマーで頭を砕かれた殺害の犯行の記述があり、
苦しむ主人公。
読んでるほうも疲れた。
とにかく、被害者の娘と加害者の娘と会うまでの辛抱だと、
いやいや読み進めていくと、
後半はつまんない小説へと変貌していった。
物語の最初から出ている、
裸で走って一等を祝福を求める狂った大学生がいきていないところが残念。
もっと分かりやすく、主人公の境遇とかぶせてくると思った。
途中で裸になったし。
主人公が何かを勝ち取って祝福を求める姿を期待しちゃった。
力まかせに鐘を鳴らしてやりたい。その肩からちぎれるほどに。
今、自分が口許に浮かべているのは、神様と取引をするための笑いではない。
あの女もおそらく内にこしらえている隠れ家。森を掻き分け、それを探し当て、蹂躙する楽しみ。
だから奏子は微笑んでいる。
講談社文庫P219より
被害者の娘と加害者の娘が
同じ心に似た闇を持って、
被害者の娘が、加害者の娘の傷をひろげにいく
という肉体的ではなく精神的に復讐するという着想はすごく面白い。
ネタバレになるけど、
このあらすじを読んだとき、
被害者の娘が、加害者の娘に会ったときの、
加害者の娘の反応も楽しみにしていた。
それが肩透かしだったのも消化不良。
カタルシスを感じなかった。←文学賞のコメントで使ってたので、使ってみたかった。
消化不良だけど、読後感はいい。
この小説のすばらしい応援団・高橋克彦さんの最後のあとがきが一番楽しい。
書評(10点中) 4点
1万円もするパソコンのキーボードを
買うかどうかで悩んでいた。
ヨドバシカメラになんども往復して、
キーボードで1万円ももったいないなぁって
2,3ヶ月もの間悩んでたら、
あほらしくなった。
もし、年収365万円だとすると、
(実年収は違うけど)
日に1万円ぐらいの価値はある。
悩んでる時間のほうがもったいないと思ったからだ。
600円ぐらいの
電気の延長コードとかでも、
1時間位ぐらいかけて悩んでいるとかあったけど、
時間のほうがもったいなかった。
こんなことに時間を使うのもったいない、
これなら時間をつぎ込む価値があるかどうかを
年収を元に、
時間もお金換算して判断基準とすると便利だと思った。
いい癖だなと思ってたんだけど、
人との付き合いの時間を換算しだすと、性格は悪くなり、
たいしたことをせずに時間を過ぎていくと、反省ばかりで
あまりよくない。
そんなことを考えていたので、
会社の状態をすべて金額で表現する制度=会計を扱ったこ
の小説を買ってみた。
トゥルルルー、トゥルルルー
ホテルの電話が鳴り出した。
「・・・はい、柿本ですけど」
僕はとりあえず受話器を取り、今日の第一声を発した。
「あっ、カッキー、ちゃんと起きてるの!?ここでの監査は今日一日しかないのよ。だから、今日は七時にホテルのロビーで集合って言っておいたでしょう!」
朝っぱらから、かわいい甲高い声が受話器を通して聞こえてきた。
「萌さん、朝からテンション高いですね」
角川文庫 P7より
上の引用は、物語の一番出だし。
まず買う前から、
表紙の主人公の絵がきれいで、
こりゃ、この表紙の絵につられて買う人が多そうだ
とは思っていた。
裏表紙には「キュートな」女子大生って書いてるし。
でも、カバーと内容は別物だと思っていた。
が、
まず、「かわいい」甲高い声
という、無意味な形容詞。
萌えるなどを連想する名前。
読み始めて、
なんてあこぎな小説や。
本を売るためやったら、
ここまでやるか、角川はんは。
と、一度、ほんとに本を置いた。
だいたい、会計士と、事件簿(読む前は殺人事件と思ってた)と、
からましているだけでも、
不自然なのに、
書き出しでこれだったら、
主人公の萌は
幼顔で、巨乳で、ツンデレで、幼馴染で
とか、とんでもないオプションがついていって
内容が破綻してるんちゃうかと
1ページでうんざりした。
不甲斐ない。
このままでは、
日本の小説は滅びてしまうぞみたいな
涙ながらに憂本の感想文を書くもの面白いかと
読み進めることにした。
読み終わっても、
題名「女子大生会計士の事件簿」だけど、
主人公が女子大生である必要性が感じられない。
初めて読む作家だと、
うまいのかなと、
ちょっと意識的に
作者とは逆の性別の口調に注意して読むけど、
主人公の萌実の口調は
ところどころ、不自然だと思った。
なに?この小説と思ってたら、
あとがきで、
<公認会計士>という目線をとおすことによって、<経理業務の奥深さ><監査のスリリングさ><会計トリックのミステリー的要素>、ひいては<会計の面白さ>を読者の皆様と一緒に楽しみたくてこの小説を書きました。
<角川文庫 P216より>
子供向けのテレビなら、
子供にこびて説明するのと同じように、
大人には、大人が喜びそうな会計の説明をするために、
こんな、書き方をしてたのか。
最近、大学受験でも、
もえたんがあったり、
アニメ声優さんが使われてるのと同じで、
萌え会計
みたいな感じか。
納得した。
読みやすかった。
会計が、
こんなに融通がきくものと知らなかった。
殺人はないけど、事件簿っていうのはうなずける。
読んだ時間を、
お金に換算したとしても価値はあった。
おっさんの感想文は
面白いかな~って、
疑りながら読むのが出発点だったけど、
感想文より、
買うまでと疑いながら読む過程が主題になってきている。。。
感想文とかいいながら「感想」自体は少ないし、
偉そうなこと言えないか...
書評(10点中) 4点
読みやすさ + 0.5点
スポーツで、
感極まって抱き合ったりしているが、
本の感想で、
人と抱き合うほどのことがあるだろうか?
僕にはある。
たまたま駅であった顔見知りぐらいの人と、
駅で会って、仕事場まで話もないので
「本って読みます?」
と当たり障りのない話を切り出した。
すると、
「中高生のころは赤川次郎読んだなぁ」
と答えはった。
僕の年代か少し上の年代の人は
赤川次郎が全盛で、赤川次郎と切り替えしてくる人は多い。
こう返答された時、
今まで、ずっと疑問に思っていたことを聞いてみた。
「赤川次郎って、中高生が読むにはちょっとエロくなかったですか?」
すると、相手の方は、ふいに大笑いされて、
意味ありげな目つきでこちらを見つめてきた。
このとき、
手にあたっている冷たい液体が水だと理解して
「ウォター」と叫んだヘレンケラーのように、
今までさんざん読んできた赤川次郎は、
やっぱりエロかったんだー
と深く理解した。
叫ぶ代わりに二人は腹を抱えるぐらい大笑いし、
ほとんど面識がないおっさん同士の心は通じ合った。
それ以来、
赤川次郎を読んでたって言う人がいると
言うたろ、言うたろ
と楽しみに待っていた。
それから、かなり時がたち、
同級生だった女の子が、
「中学生のとき、赤川次郎はよく読んだよ」
って言ったので、
やっときたでと思って、
「中学生で読むと赤川次郎って、エロくなかった?」
って、得意気に聞くと
「えぇ?そ、そう?」
と、拒絶された。
握手しようと差し出した手を無視されたような感じを、
何とかつくろうとして、
他に赤川次郎というと~
と必死に考えていても
「いや、ちゃうよ、エロ本代わりに赤川次郎を読んでたんとちゃうよ」
という、わけのわからない言い訳と、
「赤川次郎って、このごろ太ってきてへん?」
ということしか頭に浮かばなかった。
僕にとって赤川次郎は世界一の娯楽作家です。
とか、過去の感想で書いてるぐらいなのに、
その時、こんな感想しか出ないのが、悔しくて悔しくて。
「赤川次郎の小説は、
ほろ苦スウィーツのようだ。」←って他の人がamazonの感想で言うてました。
のようなことを
こういうときにクールに言える大人になろう。
と、
いつものように気分転換ではなく、
今回は決意を持って赤川次郎に挑みました。
ドアを開けると、「過去」が流れ出して来て、朋余を包んだ。
「この匂い」
と、朋余は言った。「変わってないわ」
それは見た目に老け込んでしまった古い友人が、昔と同じ香水をつけているのに気付くようなものだった。
講談社文庫P233より
子供のころ、夢を見たことがない女性。
発見された幼なじみの死体。
甦る28年前の記憶。
と言っても、
夢を見たことがない=ある特定の恐怖
っていう感じで書いてるけど、
現実にそういう症例があるわけでもなさそうだ。
僕は赤川次郎の小説なら
どんな設定でも受け入れる準備がある。
許容範囲。
最終章で明かされる真実!
○○は××のベテランで...
って
えぇ~~
最終章で明かされるかぁ
知らんがな、そんなん。
でも、赤川次郎の小説で
ミステリーを期待しているわけでもないので許容範囲。
一番致命的なのは、このごろ、
赤川次郎の小説はやっぱり説教くさいと感じてしまう。
これはどうしても引っかかる。
昔から、
「言ってもわからない人はいる」
みたいなのはあったが、
あきらめて自分の道を歩むみたいなストーリーが多かった。
けど、今は、
言ってもわからない人に説教くさいこと言ってる。
それを読むのがしんどい。
赤川次郎の
主人公がつらい体験を乗越えて、
エピソードがさわやかなのは今でも好きだ。
でも、昔書いたような
「
こんなに読みやすくて、
ストレスが発散される作家は僕は知りません。
僕にとって赤川次郎は世界一の娯楽作家です。
」
ほどに、最近の書いたものは思わない。
で、
クールに赤川次郎の感想を書きたい。
って望みを抱いて読んだんですが...
「赤川次郎は、芳醇なウォターだ。」
って意味不明なのしか考え付かなかった。
クールに読書感想文語ってる自体異常だし。
普通に赤川次郎の一番面白かった作品聞こう。
書評(10点中) 4点
こうした謎は、史実を知れば知るほど、調べれば調べるほどより深まってくる。(略)いや謎というより疑問、不信、不可解という語で語っていいかもしれない。理解できないことといってもいいだろう。昭和の七つの謎を検証する。 目次から、少し自分のわかりやすいように言い換えると 七つの謎とは、 ①日本人は東亜の解放のために戦っているなど、なぜ錯覚と陶酔の中で生きていたのかという謎。 ②真珠湾攻撃で、なぜハワイを占領、または基地機能停止まで攻撃しなかったのかという謎。 ③日本内でのスパイについて。 ④敗戦後、ドイツ、朝鮮のように、社会主義との分割占領になっていた可能性。 ⑤東京裁判で、海軍は免れ、なぜ陸軍だけが絞首刑になったのか。 ⑥戦中、あれほど抵抗しながら、占領後、マッカーサー暗殺などの、地下活動はなかったのか。 ⑦敗戦後旧日本軍の軍事物資はどうなったのか、M資金の謎。
講談社文庫P10より
①の
喧嘩をして、
どんなに劣勢でも
負けたと認めなければ
決して負けたことにならない。
しかし、死ぬまで殴り続けられるだろう。
殴り続けられる役を国が国民に強要した。
って例えがうまいなと思った。
②は、
陸軍と連携してなかったようだし、
ハワイを占領など、素人の空想としながらも、
そこから、日本はどこで戦争を終わらせようと考えていたのかまで
話を進める。
確かに、ワシントン占領など、いくらなんでも考えていないだろう。
じゃあ、どこで?
ということで、もう一度真珠湾攻撃に焦点をあてていく。
こう謎を七つあげると、読み終わった今でも興味深そうだけど、
こうした謎は、読めば読むほどしんどくなってくる。
(作者ほど探究心わかない)
ハワイ占領、マッカーサー暗殺など思いもつかなかった単語をつなぎ合わせたり
題を見て自分勝手に妄想してあたりが一番面白い。
昭和史は、
読んでる自分も偏ってると思う。
日本は負けてよかったと思いながらも、
どこかで日本に勝ってほしいと思っている。
文字で読む以上に、
写真で見る方がより冷静に見てない気がする。
ジャーナリズムは大切とは思う。
でも、50年たてば歴史になると言われていたものが、
写真や映像が残ってくるこれからは
50年で歴史にならないんじゃないかなと思った。
再読
書評(10点中) 4点
Part2も出ているらしい
うちの母親は、
修行とか精進とか大好き人で、
読む前に感想を聞いてみようと思って、
「こりゃ、この本、読んでみ」
と、この本のタイトルを見せると
「うわぁ、こんなん探しとってん」
と、こっちが思ったとおり、喜んで本を持っていった。
読み終わると
「実際すると、こんなもんやねんやろな」
と、つまらなさそうに本を返しに来た。
僕も読んでみると同じ感想。
修行の話と聞くと
雑誌の宣伝のように、
この修行をすると、
筋肉がもりもりになり、
頭もよくなって、
異性にもてまくって、
収入も3倍になっちゃったよ。
的なご利益の話を期待してしまう。
だって、修行してなにも変わらないと意味ない。
修行をすれば、俺ってすごいんじゃない?
のような
修行というものに過度な期待をしている。
つまんないことに、
この本を読む限り、
修行しても、なんも変わんなさそう。
普通に考えりゃ、そりゃそうだろうなと思う。
「一年後に地球にサイヤ人が攻めてくる!」
って、聞いて、
自分なりに一生懸命修行しても、
ぜんぜん成長せずに一年間が終わるんだろうなと思う。
この本の修行は
雑念を払う
ということを主目的にしている。
修行だからといって
戦闘力のあげ方を期待してこの本を買ってはいけない。
実際、
修行って欲望から開放されるのを目的としているらしい(wikipedia)
作者は、雑念こそが自分でありと考え、
雑念を払うことを恐れている。
欲望から開放されることが幸せと思っていない。
作者の修行をやり始める動機と、
修行の目的があっていない。
この本を読んで、
僕は、修行という意味を間違って使っていたなと思いました。
夏目漱石の「こころ」のKみたいな生き方が修行と思ってました。
前に
自分のウリは、
広く言えば自分のリアクションを引き出すことでした。
とこのブログにも書いているけど、
僕は
修行はなんらかの雑念を引き出すための手段なのだと思ってました。
自分のリアクションを引き出すのには、
精神的に耐えることが一番いいと常々考えいて、
それは「修行」と思ってました。
(ちなみにうんこを我慢する「修行」をしたために、未だに切れ痔が治ってません。)
ところで、
この本に書いてる修行だけど
おっさんがたまに立ち上がって、
ホワイトボードに
「渇愛」
なんて書かれたら、笑いが止まらないので、
修行には参加できないと感じた。
書評(10点中) 4点
読みやすさ +0.5点
上手に書くというより、
読書感想文をこなして提出の仕方を書こう
シリーズ第二回(シリーズ第一回)
シリーズ第二回のその1
感想以外のデータみたいな文章で埋めてしまう。
たとえば、注文が多い料理店だったら、
「
この作品は、短編集として宮沢賢治の生前に出版された唯一だそうで、宮沢賢治の代表作として知られています。うんたらかんたら~
(インターネットから引用したのを言葉遣いだけ変えた(略))
」
(実は)これから下に書くのは
参考にならないかもしれないけど、
このデータを取ってくるっていうのは
量の問題で導入部の少しはほんとにありだと思います。
シリーズ第二回のその2
読書感想文に一番ありがちなのは
「注文が多い料理店が面白かったです。」
と一文で終わってしまうところ。
どこが面白かったかもつけて2段落で終わってしまうことだと思います。
というわけで
ある文章に
文の骨格に
自分と作家の相性占いを参考にして
アレンジみる。
(でも相性占いするなら1896年生まれの宮沢賢治より1900年生まれ移行の方がやりやすかったとネットで無料サイトを探してて思った。)
--------------------------------------------------------
無料の
マニアック四柱推命鑑定
二人の相性
いっしょにいれば、いざと言う時に頼りになり、協調や協力のできる関係です。遠くの親戚よりも近くの隣人のたとえで、気が合うということではありません。助けるほうは損ですが、助けてもらうほうは強い味方が側にいるというような関係で、主従の関係になります。総合的には、ビジネスでは、情に流されやすくなります。
「親しい仲にも礼儀あり」です。気をつけましょう。
[相性情報]
性別:男性と男性
天干:乙<-壬(生)
地支:酉->子(生)
点数 ☆☆(80点)
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動物占い
僕がぺガザス。
宮沢賢治が虎で
相性が悪い。
×(ペガサス)-△(虎)やればできる人なのに成せばなるの気合いが足りない!
感性の翼を取ったらただの馬になってしまうペガサス。堅実派の虎は、ペガサスの感性を押さえつけてしまいます。キツイ口調で「こうするべきだ」と決め付けられると、やる気が失せてしまうのです。しかも虎の言い分が正しく言い返せないので落ち込みの無限ループにはまります。
--------------------------------------------------------
↑
相性占いをアレンジして感想文書きます。
僕は宮沢賢治を読むときはとても安心できます。
正直宮沢賢治のことは良く分からないけど、
文豪と呼ばれているので読んでたらためになると思うからです。
でも、僕は文章をテンポ良く読むのが苦手なのが原因だと思うのですが、
宮沢賢治が読みにくく感じます。
宮沢賢治は名作と呼ばれているので
たまに、再読しようと思い、
読み返しましたがやっぱり分かりませんでした。
しかし、僕はこの作家にはとても豊かな才能を感じるね。
次はぜひこの作家の長編も読んでみたいよ。
↑
よく分からないけど読むという無限ループを書いたつもりだけど
たぶん伝わらない。
再読
書評(10点中)4点
サブタイトルの「勝者の混迷」を見て、
あぁ、次の時代までの引き伸ばしぐらいなんだろうな
と思ったけど、
性格上最初から読まないと駄目な方なんで
期待せずに読んだ。
グラックス兄弟、マリウス、スラ、ポンペイウス
無理やり受験で単発の人名を覚えさされたけど
そんな無理やり覚えさせられた人が
こんなことやってたんや
というのが分かって面白かった。
グラックス兄弟の改革と
マリウスの私兵化が
こんな風につながっているなんて
高校受験世界史では分からなかったことがつながった。
それに格差の問題など
現在と照らし合わせるところがあって
思ったより面白かった。
正直、
現在の政治家の街頭演説や
政治コメンテーターの話を
興味深く聞けないのに
昔のことを書いてる本に興味がわくというのは
優れた解説者がいないと
社会をイメージできない表れの気もするんだけど。
職をつかない人は尊厳を奪われ
喜んで兵隊になったって書いてたけど
(引用しようと思ったところ見失った)
僕は兵隊に行くぐらいならニートでいい。
かの有名なカエサルが30代まで
たいした業績を上げていなかったことが
この本を読んで一番癒された。
書評(10点中) 4点
ほこりのかぶった小説が、
「テレビ放送中」と押し出されてるのを
より見るけど、
買おうと思ったことはありませんでした。
今回は、新潮文庫の100冊で選ばれたので購入。
読んでみると、
両親が、大河ドラマを見てる隣で、
「来週は、板垣信方が死ぬごろやなぁ」
「いやぁ、原作では・・・」
と、言うのは気分が晴れる。
山本勘助は有名だけど、実在が疑問視されていた。
だから、一体何を書くんだろうと思っていたら、
話の骨は諏訪の由布姫だった。
「みんな死んで行く。せめてわたし一人は生きていたい」
姫は言った。その言葉は勘助が今まで耳にきらきらした異様な美しさを持ったものであった。武家の女なら誰も口に出すのを憚る言葉だったが、心を直接打ってくる何かがあった。
新潮文庫 P63より
勘助は信玄に献身的で、
強気な由布姫に振り回されてるだけの存在で、
キャラクターとして今ひとつ。
目立った戦術も出ずに今ひとつ。
せめて
由布姫をもっと前に出して諏訪への執念か、
生への執着を出してほしかった。
引用のシーン以外
全体的にすっきりしていて
どろどろ感がなかったのが残念。
最後の川中島の戦いで、
勘助の作戦が完全に裏目に出たときの
勘助の焦燥感と、
信玄の落ち着いた態度が
仕事柄
バグを出しておろおろしているプログラマーと
落ち着いて考えてるシステムエンジニアを思い浮かべて面白かった。
書評(10点中) 4点








