書評 8点の本の最近のブログ記事
高校の時に読んで、
あまりのすばらしさに無性に薦めたくなり、
無理やり友達に貸したら
何時までも読まなくて返ってこず、
図書館に置いてもらおうと
図書館の先生に「何で十角館の殺人を置かないんですか?」と聞くと、
「失礼なアンケート書いたのあんたやったんか!」
って怒らるもとになった小説。
↑
聞く前に
十角館の殺人を置かないのは
図書館の怠慢や、
なんも本の事を分かってない
みたいなことを
友達と匿名で意見箱に投書してた。
ミステリー好きの人なら
何をいまさらというぐらい有名な小説ぐらいで、
薦めるのが恥ずかしいぐらいだけど、
読んでない人はぜひ読んだ方がいい。
これは読まないと、損。
感想を書きたいけど、
amazonのカスタマーレビューとかも含め
何も見ずに読んだ方がいい。
あらかじめ
怪しいところを匂わしちゃってるのを読んで
そこなうなんてもったいない。
再読
書評(10点中) 8点
テレビ「爆笑問題のススメ」の最終回で
太田光が
お薦めの本3冊みたいなのを紹介していた。
この3冊に「タイタンの妖女」が入ってなかったので、
あれ?と思ったら、後で、別格として紹介してた。
事務所の名前を「タイタン」にするぐらい
太田光絶賛の本。
今年、ハヤカワのhot hit100に選ばれてたので購入。
読んでて、
昔、映画「猿の惑星」で
人間が猿を奴隷にして労働させることに
感心していたころを思い出した。
この小説のように、
脳科学が発達すれば、
猿といわず
クローンを奴隷に仕立て上げて、
余計なことを覚えれば、
記憶を操作し、知能を一定に保たせ
西遊記の孫悟空みたいなワッカを
頭につけてコントロールすれば
猿の惑星よりも効率的なんじゃないかな
と思いながら読んでいた。
でも、
その後、労働力を得た後どうなるだろう?
人間が植物に水をやるように、
奴隷が人間に持ってきた食料を食うだけか、
「創造的な」芸術や、発明に
行き先のないエネルギーを費やすだけと思う。
明確にコントロールされるアンテナはないけれど、
社会から選別された情報を記憶し、
他人からの軽蔑や嘲笑、賞賛などをもとに
社会生活してるんだから
あんまり変わりないなと思った。
「タイタンの妖女」は読んでて
人類の目的って種の保存?
生きてることに目的ってあんの?
途中で変に悟った気になって、
どーでもいいやん気になる。
でも、
投げ捨て型の終わり方ではなく、
大げさだけど、この小説なりに
一つの回答があった気がする。
あらすじ
「ラムフォードは宇宙の歪みに陥って、
過去・未来の時間軸と空間を漂うことになる。
すべてを見通すことが可能になった彼は、
強運によって巨万の富を得たコンスタントに使命をかす。
無一文になり、記憶を抜かれ、
星を転々とすることになったコンスタントが
最後の星タイタンで明かされた真相とは」
最後のビアトリスの台詞がすごく好きです。
書評(10点中) 8点
SFが苦手で、
火星のあたりがきつかったけど、読み応えがあった。
今回前半すごく感想文ぽかった。
SFって、
発想が広がるって意味では感想文向きかも。
![]() | オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎 新潮社 2003/11 定価:¥ 660 アマゾンで詳細を見る |
犯罪を止めることはできない。でも、真相は指摘できる。僕がその探偵本人であったら、こう叫ぶだろう。「何の茶番なのだ」と。自分はいった誰を救うのだろうか、と頭を掻き毟る。 新潮文庫P431より2005年の新潮文庫の100冊の冊子で 解説を想像しながら読むのが 毎年の娯楽でそこから選んだ作品。
「未来が見える」カカシが殺された。未来が見通せるカカシがなぜ自分の死を阻止できなかったのか。
という解説に、
最初っから予知できへんかっただけやん
って突っ込みたくて
購入したんだけど、
カカシって人名と思ってたら
人の言葉を話す案山子でした...
突っ込む気も失せて冬まで放置。
ファンタジーは苦手なので
前半部の突飛な部分で一度挫折して
あまり期待せずに、
噂の作者なのでもう一度読みなおしました。
何年たっても、
人口が60億人いても
この作家にしかかけない小説。
変わってるので、
少しであらすじをうまく説明できない。
あまり書いても
読む前だと害だし、
たぶん長くてもうまく説明できないです。
ただ、
名探偵は、解決するだけで、救わない。
というのが一つのテーマ(と思う)。
「島の外から来た人間が
この島に欠けているものを置いていく」
100年以上昔から言い伝えられているとおり
島の外部から来た主人公は、
島に欠けているものを埋めることができるかというお話。
本をよく読む人も、
あまり本に縁がない人も
一読の価値あり。
書評(10点中) 8点
趣味は「読書」:オーデュボンの祈り
![]() | 変身 他一篇 カフカ 岩波書店 2004/09 定価:¥ 420 アマゾンで詳細を見る |
この数十年のあいだに、断食芸人の人気はすっかりがた落ちになった。かつては、自前で大がかりな断食興行をうつことがよい儲けになったものだが、今日ではまるでお話にならない。時代が変ったのだ。 岩波文庫P111より引用本屋で「断食芸人」という題で引き付けられ、書き出しを読んで衝動買いした。おそらくジュンク堂などの椅子のある本屋なら最後まで読まされていたと思・う。 2004年に「変身 他一篇」から改版して表題を「変身・断食芸人」をしたようでそれで断食芸人に気がついた。
「変身」は、
ある朝、男が起きれば毒虫になっていた。
それでも、遅刻した理由を考え会社に行こうとするが...というお話。
「断食芸人」は、
断食してやせ細る人間を檻の中に入れて興行の見世物にするという話。
興行になっているうちはよかったが、
人気にかげりがみえ始め断食の日数も数えてもらえなくなり、
動物小屋と並んで檻の中で黙々と断食をしている男の話。
「変身」は再読。一回目は新潮文庫だと思う。
のちのち残る印象は「変身」の方が強いかもしれません。
話題にしやすいのも「変身」。
しかし、主人公が起き上がったりする場面などが読んでいてくどい。
最近「断食芸人」ほど熱中できる小説がありませんでした。
推理小説のラストを読んでいるぐらいのテンションで
いきなり、最初から最後まで我を忘れて読みました。
「変身」書評(10点中) 6点
「断食芸人」書評(10点中) 8点
趣味は「読書」:変身



