「ぼくは勉強ができない」山田詠美

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ぼくは勉強ができない 山田詠美ぼくは勉強ができない
山田詠美
新潮社 1996/02
定価:¥ 420

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「君はいくら勉強できても、女にもてないじゃないか」 勉強や、家が貧乏、片親なんかたいしたことない、 もっと大切なことがあるという主人公の主張は、 女性にもてないという一番残酷なところをつくことで 僕は分かりやすかったし、 高校小説だから特に当を得ていると思う。 この小説の主題と外れるが、 もうちょっと年をくうと、 「君はいくら女にもてても、年収が低いじゃないか」 といわれるのが一番傷つくかもしんない。

でも、この小説で、もっと印象深かったのは、
会話文が上滑りに感じると思ったことでした。

「先生、ドアを開けるときはノックしてくださいよ。マネージャーの女の子かと思ってあせっちゃったよ」 「馬鹿、女ぐらいであせるな」 「はい、そうでした。ところで、今日は、先生、きちんと練習見てくれるんでしょうね」 「何だ。いつもみてるじゃないか」 「でも、僕たちが走ってる時、先生、いつもベンチに座って本読んでるじゃないですか。だから、うちの高校、いつまでたっても、弱いんですよ」 「そうか、すまない。ところで、練習終わった後、おまえ暇か」 新潮文庫P14より

この短い会話文に「ところで」が2つ入っていて、
話が二転三転して、
引用するところもわるいかもしれないけど、
ここ以外にも、「へっ?」と思うところが多かったです。
あまりにも変なんで、声に出しても棒読みにしか読めない。
主人公が「僕は勉強が出来ない」とか言ってるわりに、
しゃべってる言葉が
優等生みたいなしゃべり方ばかりしてるん気がするんです。

標準語だからかもしれない。
なんか都会の小説なんだな~と思って読みました。
わりと売れている小説だけど、
この小説の言葉遣いに違和感を感じる人いないんでしょうか。

書評(10点中) 4点
ぼくは勉強ができない

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このページは、hatirobeiが2004年10月 5日 21:44に書いたブログ記事です。

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