「燃えよ剣 (下巻) 」司馬遼太郎

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燃えよ剣 (下巻) 司馬遼太郎燃えよ剣 (下巻)
司馬遼太郎
新潮社 1972/06
定価:¥ 660

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一つの方法として、戦後、天皇陛下に戦争責任を押し付けるということが有効だったんじゃないかと思った。 ドイツがヒットラーを悪者にしているように 中国、韓国などの謝罪を求めるのに対して、 国家的な責任ではなく、 スケープゴートをたてて個人に責任をなすりつけることが出来る。 実際の東京裁判では正反対に罪を被せなかった。 尊いんだけど、 そういう手段は考えつかなかったんだろうか。

ってわけで、この本を再読しました。
新撰組は、指揮系統を副長の土方歳三がまとめて、
すでに出来上がったピラミッド構造の上に、
余分な石の局長・近藤をのせている組織図になっている。
今でいえば、企業が不祥事を起こして、すみませんでした。
トップは辞任しますっていって、
トップ(新撰組なら近藤)が交代しても、組織は変わらない。
ポーズだけの辞任が出来て、トップは責任をとって切り捨てるだけの、
とかげのしっぽみたいな使い方が出来る。

なら、戊辰戦争の時、悪かったのはこいつだけです。って、
近藤を差し出します、怒りを静めてください
って向きがなかったのかなって、非常に疑問を思った。
三国志なんかは、
防戦の大将「最後の一兵まで戦ってくれるわ!」
防戦の兵士「ごめん!」(大将の背中を押して城砦から突き落とす)
防戦の大将「あれ~」。グシャッ。死亡。
防戦の兵士「降伏します」
ってのがよくあったイメージがある。
横山光輝の三国志35巻とか(←古本屋で調べた)

ちなみに、読み返したが、
兵士は逃亡はしても、
将の首を手見上げにする向きはまったくない。
日本人の美徳なんかなと思った。

この本の主人公の土方は
敵将(伊東甲子太郎)の死骸を道端にさらして、
死体を餌にして、
死体を回収しに来た元部下を待ち伏せして切り殺す。
敵に対しては恐ろしく残酷。

再読
書評(10点中) 7点
(注.ここの書評は司馬遼太郎に点数が甘いです。)
趣味は「読書」:燃えよ剣

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このページは、hatirobeiが2006年3月27日 23:20に書いたブログ記事です。

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