外国の作家: 2006年3月アーカイブ
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不条理だと思ってたことを、
今考えると、
父が何を母が僕に怒ったか知らないので、
とにかく怒りの矛先を向けるために
こんなインネンつけるような怒り方をしたのかなと思うし、
母に関して、実家に帰ったのは
母に怒られても聞かない僕と、
子供を怒ってくれない父に対する
一種の「手」だったのかなと思う。
そうだとしたら、そうとう計算しとる。
一方、小説の感想。
不条理な話の、小説界の最高峰と言われてる作品。
当然、主人公のムルソー、変なことやったれ、やったれ
って期待して読むと、思ったより普通。
僕はあまり不条理に感じなかった。
一方、私は、肉体的な欲求がよく感情を邪魔するたちだという、説明をした。ママンを埋葬した日、私はひどく疲れていて、眠かった。それで、起こったところのことを、よく了解できなかったのだ。私が確信をもっていいうることは、ママンが死なない方がいいと思ったということだけだ。
新潮文庫 P68より
葬式では悲しくなくても、
悲しむ演技をしなければならない。
演技をしなければ、不条理だという。
ムルソーはそういった慣習的に行われている演技よりも
疲れた、眠いなど肉体的に感じることを真理とした。
そして、殺人さえも太陽のせいにした。
もし、あの母が実家に帰った日、父がマラソンに出場していたら、
疲れて、その日母がいてもいなくてもどうでもよくなったのではないだろうか。
もし僕ならマラソンした後の肉体状態で、
何があっても怒ったり悲しんだりする余力がないと思う。
訃報があっても、
あっ、そう
って言って訃報を持ってきた人を驚かせるかもしれない。
関係ないけど、そういう時、
「貴様!悲しくないのか!」と殴りかかられた瞬間、
隠し持ったミニトマトを握りつぶして、
握りこぶしから、赤い汁を滴り落として、
「やつは心の中でないているのだ。そういう男よ」
と言われて非難をかわしてみたい。
でも、まぁ、この世間一般に悲しむ約束事があるから、
堂々とお休み取れるわけで。
難しい小説。
書評(10点中) 5点
読みにくさ -0.5点
趣味は「読書」:異邦人
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