エミリー・ブロンテの最近のブログ記事
前回の続き。
キャサリンが亡くなり、
ヒースクリフは、弱りきって帰宅しようとする。
弱っているヒースクリフを亡き者にせんと
キャサリンの兄とヒースクリフの妻は、
ヒースクリフを寒空に締め出した。
ぶち破って家に入ってきた彼に
キャサリンの兄は襲い掛かったが逆に叩きのめされた。
一方ヒースクリフの妻は、その隙に逃げ出して、
永久に帰ってくることはなかった。
ヒースクリフは、キャサリンの兄の財産を奪い、
キャサリンの兄の子供を使用人として育てた。
その後、自分の子供と
キャサリンの子供と無理やり結婚させ、
キャサリンの夫の財産も奪った。
しかし、彼は、キャサリンの幻を見るようになり。。。
モームに「世界の十大小説」の一つに挙げられ、
英語で書かれた三大悲劇にも挙げられる
うしなった偶像を思いつめて偏執狂になった男の話。
「(略)ほんとうにみじめなのね、そうでしょう?悪魔みたいに孤独で、そして嫉妬深いのだわ。だれも、あなたを愛さない――だれも、あなたが死んでも、泣きはしない。あたし、あなたにはなりたくない!」 岩波文庫(阿部知二訳)P196より物語の4割近くが罵り合いや、威嚇の類で、 主人公が弱ると、鬼が島の鬼が退治されたなみに、 皆が幸せになる物語も珍しい。
この本が僕にとって印象深いのは、
モームの「世界の十大小説」を読んだおかげでした。
モームは世界の十大小説に挙げときながら、
ここは良くないと指摘してて、
自分でもうすうす感じていたことが
すんげーすっきりしました。
このモームのを読んでから、
小説を読んでから、人の感想を読むのが楽しみになりました。
書評(10点中) 6点
それで「嵐が丘」を探していたのですが、
いろんな出版社から出ているので
印象のある台詞だけをチラ見して、
うまく訳している本を買おうと
探していると案外ピンくる訳がないもので
放置していたら、家に前に読んだのがあったので、
阿部知二さん訳の岩波のを読むことにしました。
印象のある台詞は
変わりに原書をamazonで買って
そこだけ読むことにしました。
ちなみに印象のある台詞がこれ
'(略) And I pray one prayer
- I repeat it till my tongue stiffens -
Catherine Earnshaw, may you not rest
, as long as I am living!
You said I killed you - haunt me, then!
The murdered do haunt their murderers.
I believe - I know that ghosts have wandered on earth.
Be with me always - take any form - drive me mad!
only do not leave me in this abyss,
where I cannot find you! Oh! God!
it is unutterable! I cannot live without my life!
I cannot live without my soul!'
penguin classics P169より
特にうまくできたと思ってるわけではなくて
適当に省略して訳をつけると
「俺が生きている限り、
キャサリン・アーンショウ!
おまえを安らかに死なせはしない!
おまえは、俺が、おまえを殺したと言った。
なら、幽霊になって俺に取り付いてみろ!
どんな姿でもいい、俺を狂わせてみろ!
ただ、俺を残していかないでくれ。
俺は自分の生命なしで生きていけない。
自分の魂なしで生きていけない。
」
ちなみに、岩波はヒースクリフが自分のことを「ぼく」と言ってるのが?
(岩波は前半のヒースクリフのしゃべり方は好きだけど)
新潮はI know that ghosts have wandered on earthの訳が説明的で?
と、言うわけで、岩波文庫の「上」の感想はこれぐらいで
感想は「下」に続く(はず)。
(阿部知二さん訳の岩波は
今では改訳でて新品は売ってないらしい。
岩波はこれを書いている時点でノーマークだったけど、
amazonのレビューで評判がいい。
下だけ買うのもいやだし、失敗したかも)
書評(10点中) 6点

