は行の作家の最近のブログ記事
なんの経験もないのに、
ある日、目が覚めると、
ベットの隣に
大企業の社長がいて、
「わが社の重役になって下さい」
と、頼まれる。
三顧の礼で登用された、
三国志の諸葛亮孔明ような人生にあこがれていた。
28歳まではニートでもいいと思ってた。
まったくの素人、
まだ年齢も20代で
会社の重役となり、
俺の命令は、社長の命令や!
言うこときかんと、この剣で切り捨てる。
と、
不満顔の年配の中年の尻を
剣で突きながら命令する。
いつかは俺もと、
漫画で読みながら、
我が事のように、いい気になっていた。
28歳まではニートでも夢があると思ってた。
だけど、万が一でも、
僕が諸葛亮孔明になれるチャンスがあっても、
今は、絶対、断る!
失敗したときが怖い。
失敗してしたら、
「おまえのせいで、国が滅びたやんけ!」
「おまえのせいで、娘がさらわれた!」
「おまえのせいで、俺の家族皆殺しやぞ!」
孔明「すっ、すみません。劉備にやれって言われただけで、僕、戦争、初めてだったんです」
こんな状態にいるのなら、
死んだほうがまし。
昔は想像つかなかった。
他人に迷惑をかける失敗が、
こんなにつらいものだったとは。
他人に迷惑をかける失敗に対して、
自分が脆いものだったとは。
今では、
成功して、他人に尊敬されるより、
失敗しないで、他人に恨まれないほうを選ぶ。
と、言うわけでこの本。
個人的な失敗を
どのように社会的に活かし、
個人の失敗を問わないようにするのか。
どっちかというと、
自分より他人に読んでもらいたい。
それで、失敗にやさしい社会になってほしい。
どういう失敗は、
面接でセーフなのかとか思って読んでいた。
唐突ですが、
読んでた「失敗学のすすめ」が
感想を書くだんになってなくしました。
忘れてまいそうなので、先に書いときます。
見つかったらあとで付け足します。
書評(10点中) 4点
↓メモ書き
失敗は隠れたがる。
失敗すると、人は思考停止に陥りやすく、より多くの失敗を生みやすい。
失敗を知ることで、失敗に対する心構えはしやすい。
また、
「失敗学」というぐらいなので、
学問っぽく失敗を分類している。
何たらの法則にしたがうと・・・
その何たらの法則にしたがう根拠が薄い気がする。
おまえは、人間として失敗作だ!
いえ、私は社会が生んだ失敗作です。
私を見て失敗に備えてください。
こうした謎は、史実を知れば知るほど、調べれば調べるほどより深まってくる。(略)いや謎というより疑問、不信、不可解という語で語っていいかもしれない。理解できないことといってもいいだろう。昭和の七つの謎を検証する。 目次から、少し自分のわかりやすいように言い換えると 七つの謎とは、 ①日本人は東亜の解放のために戦っているなど、なぜ錯覚と陶酔の中で生きていたのかという謎。 ②真珠湾攻撃で、なぜハワイを占領、または基地機能停止まで攻撃しなかったのかという謎。 ③日本内でのスパイについて。 ④敗戦後、ドイツ、朝鮮のように、社会主義との分割占領になっていた可能性。 ⑤東京裁判で、海軍は免れ、なぜ陸軍だけが絞首刑になったのか。 ⑥戦中、あれほど抵抗しながら、占領後、マッカーサー暗殺などの、地下活動はなかったのか。 ⑦敗戦後旧日本軍の軍事物資はどうなったのか、M資金の謎。
講談社文庫P10より
①の
喧嘩をして、
どんなに劣勢でも
負けたと認めなければ
決して負けたことにならない。
しかし、死ぬまで殴り続けられるだろう。
殴り続けられる役を国が国民に強要した。
って例えがうまいなと思った。
②は、
陸軍と連携してなかったようだし、
ハワイを占領など、素人の空想としながらも、
そこから、日本はどこで戦争を終わらせようと考えていたのかまで
話を進める。
確かに、ワシントン占領など、いくらなんでも考えていないだろう。
じゃあ、どこで?
ということで、もう一度真珠湾攻撃に焦点をあてていく。
こう謎を七つあげると、読み終わった今でも興味深そうだけど、
こうした謎は、読めば読むほどしんどくなってくる。
(作者ほど探究心わかない)
ハワイ占領、マッカーサー暗殺など思いもつかなかった単語をつなぎ合わせたり
題を見て自分勝手に妄想してあたりが一番面白い。
昭和史は、
読んでる自分も偏ってると思う。
日本は負けてよかったと思いながらも、
どこかで日本に勝ってほしいと思っている。
文字で読む以上に、
写真で見る方がより冷静に見てない気がする。
ジャーナリズムは大切とは思う。
でも、50年たてば歴史になると言われていたものが、
写真や映像が残ってくるこれからは
50年で歴史にならないんじゃないかなと思った。
再読
書評(10点中) 4点
Part2も出ているらしい
新潮文庫の100冊、ナツイチ、夏の100冊などの
楽しみにしているキャンペーンの中で、
ある本が、毎年選出されるたびに、
嫌いになる作家がいた。
それが、
この「あの頃ぼくらはアホでした」の
作者、東野圭吾だ。
まず、
「あの頃ぼくらはアホでした」って題名が、
「今は天才」って逆説のようで嫌い。
裏表紙や冊子などの解説で
「ワルの巣窟の中学校で・・・」と書きながら
ちゃっかりいい大学に行ってるのも嫌い。
冊子から、
まぁ、今は天才だけど、昔はやんちゃだったんだよ
的な雰囲気を漂わせてる本を書いてる作家が嫌いでした。
で、
別に無理にして読むこともないだろうと思ってたのですが・・・
人気があった。
もし、
就職試験の履歴書で
趣味は「読書」と書いて、
好きな作家は「司馬遼太郎」が正解なら、
ネットでは(一昔ならメル友とか、今ならmixみたいなので)
趣味は「読書」と書いて、
好きな作家が「東野圭吾」と書くのが正解(まず話の取っ掛かりという面で)ってぐらい人気が出てきてしまった。
・・・というわけで、
つい・・・、4、5年前ぐらい
信念を曲げてまで、デビュー作の「放課後」を読んでしまいました。
だいぶ前なので印象しか書きませんが、
「一番頭の使うトリックはいまいちで、
無理やり意外性を持たせて終わらした」
簡単に言うと、「せこい作家」と言うイメージ。
で、
もう読むこともないだろうと思ってたのですが・・・
このごろは、無理に手に取らなくても
新聞や、テレビで紹介されてて、、
あらすじ聞いてると面白そう。。。
・・・というわけで、
当分本屋で横目で見てましたが、
我慢しきれなくなって、
嫌いになったきっかけのこの本を読むことにしました。
感想を前に、この小説を書いている時期の
僕と東野圭吾と現実を比較してみると
| 僕の母校 | 卒業後就職先 | |
|---|---|---|
| 東野圭吾 | 現役合格、入学せず (受けた学部忘れるぐらい) | 日本最大手自動車部品メーカー |
| 僕 | 2浪して合格 | 警備員でフリーター |
この現実を前にして、
僕「ほんと、東野圭吾ってアホやなぁ」
って、笑ってたら、それこそこっちがいい笑いもんだ。
が、
この小説を読んで笑ってしまった。
この過酷な現実を忘れさせるぐらい面白い。
サービス精神旺盛な作家やなぁっていうのが感想。
だけど、万引きとかをした。しないっていうのよりも、
万引きしたのを茶化して書くのは悪影響と思う。
で、
嫌いになった、この本のタイトルだけど、
就職するまでは、こんなアホをしてたけど、
就職してからは、こんなアホは辞めよう
っていう意味もありそうで納得。
確かに、あの頃のアホのまま変わらなくて、
直木賞作家、万引きで捕まるって出たらなさけないもんなぁ。
(念のために「注」、
[直木賞作家 万引き 逮捕]]で検索して来た人へ、そんな事実ありません
2008/05/25 追記gooleの結果一位だった。。。)
書評(10点中) 5点
![]() | 菊次郎とさき ビートたけし 新潮社 2001/11 定価:¥ 340 アマゾンで詳細を見る |
人間が子供から大人になったかどうかは、親に対しての感情の持ち方で決まるんじゃないか。おいらはそう思っている。父親や母親を見て「可哀想だな」「大変だったんだろうな」と思えるようになったら、それで大人への第一歩を踏み出したのであり、幾つになっても「オヤジは許せねえ」などと言っているようではまだガキだと思う。 新潮文庫P94より私淑する岡本太郎に倣って 「読書感想文に眉毛があってもいいじゃないか」 と、いうことで 今回の読書感想文は眉毛です。
眉毛の説明
読書前の眉毛
まったく読書感想文がすすまへんで、と困ってる眉毛。
読書後の眉毛
一冊読了!、と気合が入ってる眉毛。(ついでにこっちは写真ソフトで色彩補正後)
書評(10点中) 5点
読みやすさ +0.5点
本音を言うと、
あんまり親が弱くなるということについて
書きたくないこともあって感想が眉毛。
引用の理屈で言うと、
大人になりそうだけど現実逃避してるんかな。
![]() | 世界の教科書は日本をどう教えているか 別技篤彦 朝日新聞社 1999/08 定価:¥ 714 アマゾンで詳細を見る |
人間は敏感さと知的欲のほかに、直接感覚し得ないときには驚くべき想像力と情感を働かす。(略)そこで学校では分離したこれらの諸教科の知識を総合し、青少年自身の生活体験や感情を通じて、人間とその生活について具体的に考えさせ、把握させようとする目的のもとに、新しい教科書としての「社会科」が生まれたのである。 朝日文庫P209より戦前の日本人とすごく距離を感じてました。 だって、戦後、天皇陛下が人間宣言して驚かないやろう普通。 驚いてる人間に驚く、ほんまに神やと思ってたんかって。 なんちゅう国や...。
でも、司馬遼太郎が、
「(戦前・戦中の)当時の正常な日本人の(司馬遼太郎本人を含め)だれもが本当に天皇が神だと信じていたいなかったのではないだろうか。」
と「歴史と視点」という本に書いていて、
あぁ同じ感情を持つ人間なんだと思ったことがあります。
その後、戦争中に女性でも戦争に役に立つために
速記を覚えたりしてた知り合いに
「天皇が神ってほんとうに信じてたんですか?」
と聞いたことがありました。
すると、
「そう教えられたからなぁ。
そら、超人的な力とかは持ってたとはおもってないよ」
と答えてくれたことがありました。
現行の憲法上の「人間は平等」でさえ
未来からみると、違和感をもつかもしれないし、
人間は平等と信じているかと聞かれると
そう教えられました
としか答えようがないみたいなもんかもしれない。
そういう、同じ日本人でも持つ断絶を
他の国になると、日本人は、
ゲイシャ、フジヤマなど典型的で
エキゾティックなものを強調し、
人間味を持たないものになって伝わっていく。
この本は
世界に日本の特異に伝わっている例を取り上げて、
楽しむというものではなく、
どのような教科書が
われわれ日本人が理解されていると思う教科書か、
言い換えれば、
どのように伝えれば
人間味あふれる異文化理解が可能か
と言う点にまで踏み込んでいる点が面白い。
一方、
アメリカの教科書は原爆を正当化している、
韓国の教科書は、中国はと羅列なとこもあり
一気に読むと飽きがくる。
一応、
社会学部出身だったんだけど、
社会科ってそんなとこ目指してたんや。
書評(10点中) 5点
![]() | 教科書でおぼえた名詩 文芸春秋 文藝春秋 2005/05 定価:¥ 530 アマゾンで詳細を見る |
そういう意味で、おいしいとこだけ
とってきたこの本は、楽しめると思い購入。
この本でも、半分以上、
よう分からなかった。
これ、名詩なん?と思う詩もある。
詩って、せめて古典みたいに、
読むまでの過程があると
わかるんだけど、
詩のよさが分からないほうが
悪いって感じがして
避けてました。
別にテストがあるわけでもないので、
よく分からない詩は、
読み捨て。
理解度が浅かったとしても
読んでるだけで面白いのもあって、
小説と違って
テンポがいいので楽しい。
特に茨城のり子がよかったので、
詩集も読んでみたくなりました。
でも、著作権のせいかと思うぐらい、
この本は古い詩ばかり。
書評(10点中)4点
趣味は「読書」:教科書でおぼえた名詩
![]() | ブランコのむこうで 星新一 新潮社 1978/05 定価:¥ 420 アマゾンで詳細を見る |
子供が人の夢を旅する話。
人の夢は現実世界の価値観が反映されて作られており、
自分が作った同じ夢を毎日見ている。
夢から覚めたときにに一部分しか覚えていないため、
同じ夢を見ても新鮮という、星さん流の夢の解釈が新鮮。
他の人の夢を移るたびに、時には現実離れした夢の世界を渡り歩き、
夢世界を作っている人の現実の生活も覗き見る。
ネタがネタなので何時までも旅してたら、
楽に原稿料もらえるだろうなと考えて読んでたが、
間延びすることなしに奇麗に終わった。
書評(10点中) 5点
読みやすさ +0.5点
趣味は「読書」:ブランコのむこうで
![]() | 日蝕 平野啓一郎 新潮社 2002/01 定価:¥ 420 アマゾンで詳細を見る |
中世、神学僧がヘルメス文書を求めて旅をし、
当時異端とされる錬金術師と出会うというお話。
三島由紀夫の再来とよく聞くので、
あぁ、自己陶酔型の人なんだろうなと思って避けてました。
新潮文庫の100冊に入ってなかったら、
死ぬまで読まなかったと思います。
読んでみると、
難解な漢字を使って読みにくいけど、
文章は論理的で分りやすい。
(やたらと古典入試でみる「だに」使ってたけど)
僕はうさんくさいのが好きなので、
異教や錬金術という異質なものに対して、
完全に否定してしまうには効し難い一種の魅力がある。
というのは、共感します。
両性具有はまったく魅力を感じないので、
両性具有のところで、小説から置いていかれました。
(読んでて、小説の内容は盛り上がってそうなんだけど、
読んでて、気持ちがまったく盛り上がらない。)
錬金術とか両性具有とか、
嘘くせ~思う人はむかない小説だと思います。
小説家として才能がありそうなので、
また、平野啓一郎の違う作品を読んでみたいと思います。
書評(10点中) 5点
趣味は「読書」:日蝕







