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宮部みゆき
新潮社 2004/06/29
定価:¥ 900

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磁石が砂鉄を集めるように、「事件」は多くの人々を吸い寄せる。 新潮文庫 P93より
昔、宮部みゆきの「火車」を読んで、 一番、作家として難しいところで筆を置いているので卑怯だ。 と、宮部みゆきの話題になると、偉そうに公言してました。 恥ずかしい。 (一方、「魔術はささやく」ええわぁっとも言ってたんですが)

でも、「理由」を読んで、
あぁ「火車」はあそこで終わるの
当然だったんだなと納得しました。
どうしても、ミステリーは、
探偵と犯人は個性があって、犯人は個人的な動機があって、
という、イメージがありました。
しかし、「理由」は、
個人的な事象を扱っていない作品で、
各キャラクターには過去を持たせ、
個性を与えながら、
必要以上にキャラクターを引立たてない。

また恥をかくかもしれないけど、
八代祐司は、もうちょっと。。。

書評の点数は名作で6点。
これ以上は、自分の個人的なつぼにはまるかどうかの基準でした。
でも「理由」は、自分のつぼでは決してなかったですが、7点。
飛びぬけてる。
こういう作家が同時期にいると、新作が楽しみでうれしい。

書評(10点中) 7点
趣味は「読書」:理由

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