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「恋」小池真理子

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恋 小池真理子
小池真理子
新潮社 2002/12
定価:¥ 740

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学生時代、知っていた或る男子学生は、飼い猫の柔らかな腹を撫でていると、なぜか知らぬうちに勃起してくるのだ、といった。 新潮文庫P144より
一人の女性が起した発砲事件。 その裏には隠された秘密があった。というお話。 直木賞受賞作品。

同じ小池真理子の「欲望」がすごくよかったので、
楽しみに購入しました。
同じようなテーマを扱いながら、明らかに格が「欲望」の方が上。
書かれた時と同じように「恋」を読んで「欲望」を読めば
テーマがより明確にわかっていいと思うけど、
「欲望」の後に「恋」を読むと物足りなさを感じます。

「欲望」の三島由紀夫に続き、
こんなやつ、いないだろっていう衝撃はありました。
小池真理子の官能的は話は新鮮。

書評(10点中) 4点
趣味は「読書」:恋

欲望 小池真理子欲望
小池真理子
新潮社 2000/03
定価:¥ 700

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「私は別にバイロスの絵を見てオナニーなんかしたことないわ」私は笑った。「でも『仮面の告白』はやっぱりエロチックだった」 「感じた?」 「少しね」 「例えばどのシーンで?」 「主人公が『聖セバスチャン』の絵を見て射精するシーンで」 新潮文庫P388より
本筋とはほとんどといっていいほど関係ないシーンだけど、 一番個人的に衝撃的なシーン。 僕は「仮面の告白」の『聖セバスチャン』の絵を見て射精するシーンで 呆れて一度読むの辞めました。 それを。。。 しかもその後会話は、「僕もさ」なんて男も同調して続いてます。

小説は、三島由紀夫をうまいことミステリアスに使っています。

肉体的な愛と精神的な愛について、
NHKに小池真理子が出演しているのを見て、
そんなこと語ってたけど、わりと小池真理子の好きな
テーマなのかもしれない。
「欲望」は完成度が高いと思いました。
この後、以前書いた小池真理子の「恋」を読んで、
「欲望」と比べると
「恋」はすごく色あせてしまってしょうもなかったぐらい。

書評(10点中) 6点
趣味は「読書」:欲望

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