エミリー・ブロンテの最近のブログ記事

前回の続き。
キャサリンが亡くなり、
ヒースクリフは、弱りきって帰宅しようとする。
弱っているヒースクリフを亡き者にせんと
キャサリンの兄とヒースクリフの妻は、
ヒースクリフを寒空に締め出した。
ぶち破って家に入ってきた彼に
キャサリンの兄は襲い掛かったが逆に叩きのめされた。
一方ヒースクリフの妻は、その隙に逃げ出して、
永久に帰ってくることはなかった。
ヒースクリフは、キャサリンの兄の財産を奪い、
キャサリンの兄の子供を使用人として育てた。
その後、自分の子供と
キャサリンの子供と無理やり結婚させ、
キャサリンの夫の財産も奪った。
しかし、彼は、キャサリンの幻を見るようになり。。。
モームに「世界の十大小説」の一つに挙げられ、
英語で書かれた三大悲劇にも挙げられる
うしなった偶像を思いつめて偏執狂になった男の話。

「(略)ほんとうにみじめなのね、そうでしょう?悪魔みたいに孤独で、そして嫉妬深いのだわ。だれも、あなたを愛さない――だれも、あなたが死んでも、泣きはしない。あたし、あなたにはなりたくない!」 岩波文庫(阿部知二訳)P196より
小説の基本情報 世界の十大小説 (上) (岩波文庫)表紙
世界の十大小説
サマセット・モーム
西川 正身
William Somerset Maugham
岩波書店
発売日:1997-10
定価:¥ 735
316ページ
アマゾンで詳細を見る

物語の4割近くが罵り合いや、威嚇の類で、
主人公が弱ると、鬼が島の鬼が退治されたなみに、
皆が幸せになる物語も珍しい。

この本が僕にとって印象深いのは、
モームの「世界の十大小説」を読んだおかげでした。
モームは世界の十大小説に挙げときながら、
ここは良くないと指摘してて、
自分でもうすうす感じていたことが
すんげーすっきりしました。

このモームのを読んでから、
小説を読んでから、人の感想を読むのが楽しみになりました。

書評(10点中) 6点
小説の基本情報 Wuthering Heights (Penguin Classics)表紙
Wuthering Heights
Emily Bronte
Penguin USA (P)
発売日:2003-01
定価:¥ 767
416ページ
アマゾンで詳細を見る

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キャラクター検索を作ろうと思って、
今まで読んできた小説の中で
キャラクターが強かったのは
誰だったかなと考えて出てきたのが、
人並みはずれた固い意志を持ち、
その振る舞いは人間というより野獣に近い
「嵐が丘」の主人公、ヒースクリフ。

それで「嵐が丘」を探していたのですが、
いろんな出版社から出ているので
印象のある台詞だけをチラ見して、
うまく訳している本を買おうと
探していると案外ピンくる訳がないもので
放置していたら、家に前に読んだのがあったので、
阿部知二さん訳の岩波のを読むことにしました。
印象のある台詞は
変わりに原書をamazonで買って
そこだけ読むことにしました。

ちなみに印象のある台詞がこれ

'(略) And I pray one prayer
- I repeat it till my tongue stiffens -
Catherine Earnshaw, may you not rest
, as long as I am living!
You said I killed you - haunt me, then!
The murdered do haunt their murderers.
I believe - I know that ghosts have wandered on earth.
Be with me always - take any form - drive me mad!
only do not leave me in this abyss,
where I cannot find you! Oh! God!
it is unutterable! I cannot live without my life!
I cannot live without my soul!'
penguin classics P169より

特にうまくできたと思ってるわけではなくて
適当に省略して訳をつけると
「俺が生きている限り、
 キャサリン・アーンショウ!
 おまえを安らかに死なせはしない!
 おまえは、俺が、おまえを殺したと言った。
 なら、幽霊になって俺に取り付いてみろ!
 どんな姿でもいい、俺を狂わせてみろ!
 ただ、俺を残していかないでくれ。
 俺は自分の生命なしで生きていけない。
 自分の魂なしで生きていけない。

ちなみに、岩波はヒースクリフが自分のことを「ぼく」と言ってるのが?
(岩波は前半のヒースクリフのしゃべり方は好きだけど)
新潮はI know that ghosts have wandered on earthの訳が説明的で?

と、言うわけで、岩波文庫の「上」の感想はこれぐらいで
感想は「下」に続く(はず)。
(阿部知二さん訳の岩波は
 今では改訳でて新品は売ってないらしい。
 岩波はこれを書いている時点でノーマークだったけど、
 amazonのレビューで評判がいい。
 下だけ買うのもいやだし、失敗したかも)

書評(10点中) 6点

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