芥川龍之介の最近のブログ記事
派遣先で
僕は、年下の同僚のことを、
「お父さん」と呼んでいた。
派遣先での仕事が終わり、
仕事場所が変わる時、
三ヶ月以上たってはじめて、
今までなぜ彼を「お父さん」と呼んでいたのか
本当の理由を語った。
「派遣先で、実際の年齢知らん人が
お父さんって呼んでるのを耳にはさんだら、
こっちが年下と思われて、
仕事もややこしいのはそっちにいくし、
実年齢より若く見られるやろ」
と、
どうだ、いいところに目をつけただろうという感じで
少し誇らしげに言うと、
「お父さん」は
「こすい!○○さん、こす過ぎますわっ」
と、
実年齢より若く見らたところで、どうすんねんって感じで
ちょっと嘆くように言った。
僕は、こすいと言われて、
なんてぴったりな日本語を使うんだと軽く感心した。
ぴったりくる当てはまる日本語は美しいなぁと思って
「文章の中にある言葉は、辞書の中にあるときよりも美しさを加えていなければならぬ。」と本の中で言ってた
芥川龍之介の本の一つを再読することにしました。
読むと、
相変わらず面白いところが分からない。
羅生門とか面白いなと少し思うけど、
教科書で授業して人がすごいすごいと言うところがわからない。
で、
「鼻」は、夏目漱石が絶賛しているらしいので、
漫才のどこが面白いか説明してもらうぐらい
無粋な気もするけど、
一体、夏目先生はどこを絶賛してるのか調べることにしました。
調べてみると、
夏目先生曰く
①落着があつて巫山戯(ふざけ)てゐなくつて自然其侭(そのまま)の可笑味(おかしみ)がおつとりと出てゐる所に上品な趣があります。
②夫から材料が非常に新しいのが眼に付きます。
③文章が要領を得て能く整ってゐます。
のが、「鼻」がいい点らしい。
確かに、「鼻」は①②③の点を満たしてるのはわかる。
でも、それが正直面白いとは思えない。
その続きで、
夏目先生曰く
「文壇で類のない作家になれます。然し「鼻」丈では恐らく多数の人の眼に触れないでせう。触れてもみんなが黙過するでせう。そんな事に頓着しないでずんずん御進みなさい。群衆は眼中に置かない方が身体の薬です。」
と書いているから、
文壇に類のない作家になるためにの作品で
群集向けではないってことなら納得。
黙過。←なんかぐだぐだ感想書いてるけど
これで、
学校とかで義務的に感想書けって言われたら苦痛だろう。
逆に、夏目先生と同じところ誉めてたら満点なんかな。
夏目先生の小説は面白いのもあって好きなんだけどなぁ。
「鼻」を「ちん○ん」に置き換えて読むと
なんで、毎回飯になると、
ちん○ん、板にのせながら食ってんだよ
と、夏目先生の言うそのままのおっとりした面白みが引き立つ。
はぁ、面白いのレベル低いな、僕。
書評(10点中) 4点
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カンダタは、利己心をもってしまったので、
天竺につながる蜘蛛の糸が切れてしまったんですよ。
へ~。って感じ。
道徳どうこうで作品の評価すると
今のハリウッド映画のようにマンネリ化する気がする。
この小説が、心理の一端を示している。
みたいなことを書かれると、
小説家は何様だと
少し鼻で笑いたくなる。
文体がどうこうとか言われても、
じゃあ、
国文学者が小説書けばいいやんと思う。
お話自体は面白い。
特に、この中で「白犬」がよかった。
「あら、どうしましょう?春夫さん。この犬はきっと狂犬だわよ。」
新潮文庫 P115より
この台詞のどこがいいの?
と聞かれたら、
道徳的な説明とかまったくできないけれど、
ただ、心の琴線に触れた。
としかいいようがない。
子供に虐められていた子犬が、
助けてもらった犬に、
「おじさんは一体何者なんですか?」
と聞く、くだりもいい。
「じゃあ名前だけ聞かせてください。僕の名前はナポレオンと云うのです。」
新潮文庫 P120より
子供に虐められてた子犬がナポレオン!!!
芥川龍之介は、芥川賞からか、
ひちめんどくさいイメージが一新しました。
書評(10点中) 5点
趣味は「読書」:蜘蛛の糸

